オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネの松はじめです。
ここのところはといえば、大物歌手S様のご衣裳をはじめ、プロ野球の投手のお客様など、いやはや色々な方がご紹介や、はてまたこのブログを見つけてやってきていただいております。たくさんのご予約をいただいておりますが、なかなかご希望のお時間にご案内できずすみません。
チェスターフィールドコート、トレンチコート、ピーコート、、様々ありますが、私が着ているのはポロコート。
19世紀後半に英国のポロ競技の選手が試合の合間に着ていたコートのことです。
本来の最も王道のポロコートは、キャメルヘアのキャメル色で仕立てるのですが、今回はウールカシミア、ウエイトのあるイタリア素材で誂えることに。
この生地は夏前から虎視眈々と狙っていたものの、どういうコートに仕上げるかイメージが湧かず半年近く私のなかで保留となっていたのですが、ふとポロコートが浮かんだので仕立てました。
仕立て上がった今となっては、うーん来年あたりはキャメルでもう1着良いかなと。
ポロスポーツ観戦用という出所のコートが故、カジュアルテイストのコートなのですが、とはいえダブルブレストの重厚な雰囲気。
チェスターフィールドコートとはまた違った趣があります。特徴は・・・
コートなら時に上衿を立てたいもの。
打ち合いはダブルブレストなので、衿裏も共生地でお仕立てがベスト。
背にはアクションプリーツ。
すっぽり手が入る、このアクションプリーツ。
タイトに仕上げても動きやすい。
背にはバックベルト。
ポロコートといえば、フレームドパッチポケット。
袖口のターンナップカフもポロコートの特徴。
今回は忠実なディテールに、程よくシェイプしたラインに仕上げました。
今年もお客様コートのオーダーも続々でありますが、
服が主役にならずに引き立てる、そんなエレガントな服を提供し続けられるよう精進いたします。
最後に、本日ご紹介するのは・・・
スーツが似合う歳になったかぁ、と親バカもいいところ、、、秋のウォームビズスタイル。
やっぱりジレがいいですね。
まもなく3歳ということで、そろそろ幼稚園お受験、早いものであります。
私事ですが第二子の女の子も誕生いたしまして、いやはや、この日は娘が静止した隙を見計らっての願書用の写真撮影でした。
ちなみにこんな時のネイビーの三つ揃え。
黒は辞めておきましょう。
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。