オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネの松はじめです。
東京都内は雪が降りしきっていますが、明日も明後日もサロンは予約がほぼいっぱいです。
皆様、お気をつけてお越し下さい。
さて、前回はホテル、式場での結婚式に、両家の親戚や新郎新婦の友人として列席する場合で、朝の結婚式の場合に、
朝の結婚式の服装としてやってはいけない7つのNGについて解説いたしました。
今回は実際にこのケースで、どのような服装が望ましいか?について書きます…
■結婚式の服装(男性)
ホテル・式場での結婚式>親戚・友人>朝〜の結婚式
この場合は日本でいう準礼装か略礼装が望ましいです。
それぞれの解説です。
1:この立場での最もフォーマルなスタイル
・準礼装 ディレクターズスーツ
コールパンツというパンツを合わせた、非常にカッチリした印象に見えるスタイル。
ディレクターズのディレクターは文字通り重役。
ライトグレー・ベスト
コールパンツ
モーニングタイ
ウイング・カラーシャツ
白・ポケットチーフ
黒のストレートチップシューズ
関連情報 ▶ コールパンツ
2:日本だと1と同格基準のスタイル
・準礼装 ブラックスーツ
できればベストも同じ色で揃えた三つ揃え(スリーピース)にするのが良い。
朝に限っていえば、1のディレクターズスーツで用いるライト・グレー無地ベストを着るのも良い。
模様は無し(無地)
ネクタイは白ではなく、シルバーにすること。
黒のストレートチップ・シューズ。
共生地ベスト or ライトグレー・ベスト
モーニングタイ or シルバータイ (ネクタイ or アスコットタイ)
ウイング・カラーシャツ or 通常シャツ
白・ポケットチーフ
黒のストレートチップシューズ
関連情報 ▶ ウイングカラーの着こなし
3:略礼装というスタイル
略とは表記されていても、世界的には王道の準フォーマルなスタイル。
この場合はミッドナイトブルー(濃紺)かチャコールグレー(濃いグレー)のスーツを着用。
2同様、できればベストを同じ色で揃えた三つ揃え(スリーピース)にするのが良い。
模様は無し(無地)
コーディネートは2同様、ネクタイは白ではなく、シルバー。
黒のストレートチップ・シューズ。
シャツはウイングカラー・シャツか、通常のカラーの白無地。
共生地ベスト or ライトグレー・ベスト
モーニングタイ or シルバータイ or またはテーマに沿ったタイ (ネクタイ or アスコットタイ)
ウイング・カラーシャツ or 通常シャツ
白・ポケットチーフ
黒のストレートチップシューズ
関連情報 ▶ なぜ結婚式で黒のストレートチップ靴を履くのか?
関連情報 ▶ スリーピーススーツスタイルのススメ
このように、今回のような列席の立ち位置、時間であれば上記の3つを使い分けるのがルール上は良いと思います。
もちろん、この限りではありません。
私たちの提案としては、
さり気ないポイントで、自分さしさを出すこと。
ポケットチーフだったり、
ボタンだったりと、
それは和に溶け込みつつ、
自分にしかわからないような細かなディテールでも良いのです。
会場のクラス感や、主催者との関係値を考えながら、です。
それから同じクラブのメンバーであった、などということから、
そのモチーフになるアイテムをみんなで身に付けるという手もあります。
大切なのは、心配りです。
どのような想いから、その洋服を装うのか?
服装とは、敬意や配慮といった部分の、表面への表れなのです。
さて、次の記事では、
同じシチュエーションの夜バージョンをお伝えします。
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