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オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネの松はじめです。

みなさん日曜日はいかがお過ごしですか?
私は今週は海外から戻り、表参道サロンで仕事をしています。



 
ニッポンを、世界へ。

構想2年、準備8ヶ月、
たくさんの方の協力を経て、中国、北京で日本製スーツオーダー会を開催しました。を行いました。

来賓同士が顔を合わせない、地下が博物館になっている会員制クラブ、
すごく素敵なところでしたが、日本企業として初めてお許しを得たということもありがたい限りです。

某将軍や各界のCEOにお越しいただき、大盛況だった今回でございます。



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その中で、気になったことが・・・
中国のカメラマンが、この風景を何枚も、何回も、カメラに収めていたのです。
(当日は取材やカメラも入っていたのです) 

なぜだろう?
東京サロンと同じように見えなくなるまで全員でお見送りなのですが。

これを見たこの博物館のオーナーから…
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【接客についての講演をしてくれないか】と言われました。

なるほど・・・・・・・・日本人が顔を洗うくらい当たり前に行っている心遣いは、世界ではとても評価される!ということを実感した瞬間です。


ということで、きっと日本人カメラマンだったら撮らなかったであろうなーという1枚が〜



 
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趣のあるこの会場は、押さえたくともまず押さえられない場所。
手配してくださったパートナーR氏とR氏のご友人に心から感謝です。



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かなり広いお部屋です。
首都、北京とは思えない静寂で、実際に緑につつまれています。
東京なら、明治神宮、皇居のそばのような都心とは思えない静寂の場所とでもいいましょうか。

ここで数々の密談が行われているのでしょう。




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日本製の評価はというと、
英国帰り、香港から現在は北京で洋服制作(主にシャツ)をされている洋服デザイナーの方からも、
【なるほど。どうりで高いわけだ(縫製に対して)】というお言葉を頂戴したくらいです。


もちろん大切なのはそうした部分だけではありません。
おもてなしの心。
日本人が持っているきめ細やかなサービス精神もとても大切な要素だと実感しました。





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今回の中国でのオーダー会、日本人として大切なことをたくさん学んだように思います。


|物作り(技術)だけでは全然勝てない

すでにたくさんの技術が中国にはありますから、物づくりだけでは勝てないと実感しました。
もちろん日本製は品質が良いのです。
しかし、すでにたくさんのメゾンブランドが中国製で、品質も高いですから、それだけではいけないのだと思います。



|ファッションでは日本は勝負できない

現在の中国は、欧州の分化というより、アメリカ文化への関心が強いです。
たくさんメゾンブランドがすでに中国に進出していますから、ファッションセンスの日本への注目度は低いです。


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|勝負できる部分は?

心、サービスです。

中国の販売員は、人に喜んでもらうという想いというか、分化がありません。
物販を行って、サービスはサービス料金をもらってはじめて行うもの、という発想なのだそうです。
笑顔や、お見送り、そういった私たちが当たり前にやっていることを行ったら、


今回は、日本の当たり前のすごさを、
また肌でチクチク感じることができました。

納期管理や、
改善しようとする姿勢も。



|ただし、そんな日本の危機

危機感のなさ、希薄な関係。

ゴールドラッシュのなか、
北京の方は、友達のために設営のために深夜まで残り、
熱く語り、
次々と善意で人を紹介し、
ご飯をご馳走してくれようとしました。
(時間の関係で行けなかったのですが)

北京という大都会で、
たくさんの絆を目の当たりにしました。

 

日本は真に豊かになったのでしょうか?
日本人も、世界から学ばなければいけませんね。







サービスについて、もう一つ。
夜、
4つ星レストランのBARに行ったときのことです。

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カウンターに座っているのは…


バーテン!

 
かれこれ20分、ずっとカウンター越しにテレビドラマを見ています。


この後、私の飲み物は10分くらい空でしたが、
当然呼ばないと店員は来ないので呼んでみました。


ずっとテレビを観ていて、呼んだら眠たいところを起こされたように面倒くさそうに(実際はわからないが私にはそう見えた)振り向いてきてくれました。


ところが……
メニューは持ってきてくれなかった。



ここでバーテンさんを呼ぶということは、追加注文かお会計意外にはないと思うのですが・・日本人のように、察してくれませんでした。





2杯目のウイスキーは、
機嫌の悪い定食屋の出すお水のように【ガツン】と音を立てて置いて、仕事を終えた職人のように無言で去りましたが、
運んでいる間もちょこちょこテレビの方を観ていました。
(ちょっとパロディの入った連続ドラマのようなやつです)




サービス精神、察する、空気を読む、喜んで頂く、笑顔、
こうした日本人の当たり前の素晴らしさを感じました。
日本式サービスが必要とされているということを、肌で実感したように思います。
 



次回の北京は8月です。
またレポートしますね。


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さて、長くなりましたが、、最後はグルメ(?)レポートで締めたいと思います。
2日間はなかなか高級な名店に連れていっていただいたのですが、最終日ということと、オーダー会場の撤収なども時間が押したということで、鬼街というところへ。



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鬼というのは、中国でおばけという意味だそうです。
おばけ街、それは眠らない街で、深夜まで煌々とライトアップ。


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屋台は大盛り上がりで、時々通りかかるアーティストにお金を払えば歌ってくれます。
この日、コンシェルジュ小寺が誕生日ということで、中国版ハッピーバースデーソングをリクエスト!


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さて、そんな鬼街、眠らないだけではありませんでした。
奥の女性たちが食しているのは・・・

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こちらは同じ鍋を頼んだところです。
内容を明かされずに食べたのですが、、

【カエル鍋】だそうです・・・・・・・・・


お食事中の方がいらっしゃると申し訳ありませんので、
詳細な具の写真の発表は控えさせていただきます・・




その他も明かされずともわかるようなものがちょこちょこ・・・・
香辛料が効いていて味はよくわかりませんが、基本的には美味しかったのにも驚きであります。
美容効果などももちろんあるのでしょう、がねぇ。。

おばけ街・・
中国では序の口なのでしょうが、私にはなかなかショッキングでした〜



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|最後に

アジア圏に出張が多い方は特に体感されることと思いますが・・

羽田空港を降りて、
高速バスのスタッフの人の笑顔を見て、感動ーー
日本のファミレスやビジネスホテルの接客にも驚かれることが少なくないといいます。
この文化はすごいです。
大切にしていかなければいけませんね。 

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