
オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネの松はじめです。
暴風雨が吹き荒れるかと思えば、日曜は風はあれど土曜の雨が嘘のような快晴でした。
この週末は暴風雨という警報にも関わらず、某有名パンケーキ店のようにお客様でいっぱいになり、同時間で全部の予約スロットが埋まってしまうシーンも多々ありました。
ポジションが上がり、ご転勤などで東京にいらっしゃった方で、ご利用いただいた方も少なくありません。
末永くご愛用いただけるよう、フィット感とご満足感を追及していきます。
早くご着用したい、というお気持ちでいっぱいかと思います。
できる限りたくさんの紳士の皆様にオーダーを楽しんでいただくため、
日程候補ございましたら、お早目のご予約をお勧めしております。
春本番を前に、春スタイルのオーダーも急増しております。

表参道サロンには、ロンドンからホーランドシェリー社テキスタイルデザイナー M氏が来日早々にいらっしゃってくださいました。
ここのところの世界的なスーツトレンド動向を、生地の動きから探ってみたいと思います…

女性のスーツコンシェルジュというのはどのように思われますか?

すごくいいんじゃないでしょうか。

そうなんですよね、
知人のテキスタイルデザイナーも、
【つまるところ、男性は、女性に変な風に見られないためにきちんとした恰好をするんですよね。だから女性目線のアドバイザーがいるというのは、大切ですよね】と言っていらっしゃいましたね。
ところで、最近コットンの色のブレがあったのですが、
やはりコットンというのは色ブレが小さくないということはありますか?

コットンは水を多く含んで高熱でプレスすると蒸気焼けするというのがありますね。


ホーランドシェリーのコレクションですと、ターゲットギャバ。
こちらなら色がたくさんあります。ウールは安全!


コットンはイタリア、スイスが強いですね。基本はイタリーです。




特に今季はまんべんなく出ている感じがあります。
以前はそんなことはなかったんですけどね。


高級な品ほどイタリアは弱いので、3年もするとダメになるから、と英国ものにスイッチしている方が少なくないと聞きます。
夏物に近い薄さで、もっと光沢を、ということで開発中の生地があります。
フレンチテイストじゃありません?


英国人で、30歳くらいの女性です。


でも、今の若い人は見てくるんですよ。

やはり女性の時代だ。。。
ホーランドシェリーとしてもこのような艶やかでどこか華のある生地が売れ筋になると?

今回はH&Sにしては冒険ですよ。
あとは、今季はフィニッシュを変えたケープホーンというコレクション。
冬物はハリがありましたが、ソフトタッチに仕上げました。


ホーランドシェリーはイタリアでもかなり売れていると聞きますね。
実際イタリア人は英国好きなんですよね。
単純にイタリア物は高級!というイメージが、アジアに多いんですよね。
特に女性に。
イタリーのテーラーさんの提案は、英国物、イタリア物半分半分くらいでしょうね。

もうちょっと遊びがほしい、という方にシルク混のコレクションの予定はありませんか?

どこもやっていましたね。
実はあの光沢感をヨーロッパ人は嫌っているんです。
そしてどこも織らなくなった・・・
それをドーメルさんが取り戻したのはありますよね。
光沢感=シルクというイメージがありますもんね。

ちょっと先取りですが、コート地でオススメはいかがでしょう?



カシミヤのツイード。
すごい金額になってしまいますが・・・

今回はありがとうございました。
この後はアジアを回られるのですか?


今回もあっという間の2時間。
書ききれなかった内容は、ぜひサロンで、洋服作りに反映させていきます。
全ては良い服作りと、皆様の心地良さの追求へ。
今日は平日ですが予約が全ていっぱいに。
一同がんばります。
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。