映画 アルフィーとジュード・ロウの着こなし

オーダースーツ サロン　ボットーネの松はじめです。

日本人は社会人になったとたんに、スーツに対する関心が著しく低下する。
自分のスーツ、服装、印象についてまったく考えないのは、世界の恥。

私はそう思います。

学生時代まではファッション雑誌を読み漁り、毎月のようにセレクトショップに足を運んだ日々、、そんな男性も入社して　”とにかく細いこと”　にプライオリティをおいた黒スーツに身をつつみ、2年目でそれがユニフォームに成り下がる。仕事帰りのパーティーは、チーフもタイも変えず仕事スーツそのまま参加。
結婚し部下ができ、いつしか奥さまが選んだネクタイとスーツを着用、そんなことはありませんよね？

決まった服装パターン生活は楽かもしれませんが、自分スタイルもできませんし、スーツが似合うようにはなりません。
誤解を恐れずにいうと、スーツは女性視点を取り入れた時点で、別の洋服になります。みなさん、失敗を恐れず様々なスーツ・スタイルに挑戦しましょう！


さて、本日は、ジュードロウのスーツの着こなしがとっても素敵な映画！　ALFIE　＜アルフィー＞についてご紹介します…

この映画は、1967年にヒットした映画のリメイクで、 １９６７年当時のアルフィーを、チャールズ・シャイア監督がさらにクオリティを上げてリメイクした作品ですから、現代版を観ていない方はまた別の視点で楽しめると思います。 

こちらは2004年に制作されました。テーラーの先輩が話題にしていたので、私が観たのは2006年くらいだったと思います。


ニューヨークに住むイギリス人のアルフィー役には、ジュード・ロウ。彼は英国出身なんですね、ピッタリの役。
彼はリムジンの運転手をしながら完璧なる男性の人生を捜し求めていました。アルフィーにはジュリエットという恋人がいたにもかかわらず、次から次に様々な女性と一夜限りの関係を楽しんでいたのですが、、、

 

ストーリーはそんなプレイボーイ映画なのですが、こちらのジュード･ロウのこの着こなし。
紺無地２Bスーツに合わせたシャツは、ピンク×紺タイのダブルノット… 


ピンク･シャツをここまでスマートに上品に着こなすのは、技ありではないでしょうか。
割と男性的な（スーツの）肩の作り方、セミワイド・カラーにソリッドなタイも素敵です。   



ダブルカフスシャツの袖先に見えるカフリンクスも上品ですね。


 

こちらはピンストライプ・スーツ。
柄マフラーをさらっと巻くだけのラフ感が映画の雰囲気とマッチしています。

   

めくるめくストーリーと一緒に、次々と登場するスーツ・ファッション。
シーンに応じて様々なハイセンスなファッションを身に纏い、運命の女性を探すアルフィーです。マルタンマルジェラのスーツを着こなしています。

   

また、作品には６０年代テイスト×モダンな雰囲気の衣装も続々登場します。

スーザン・サランドンのファッションもシャネルやグッチ。 イヴサンローランをはじめ、フランスの人気デザイナーが本作のために制作したドレスも一見の価値ありですね。






そしてラストは意外にも切なく、哀愁漂うストーリー。男性の心に染み入ります、特にプレイボーイなら、、、
紳士の皆様はくれぐれもパートナーとは観ないよう、書斎でこっそり観ておくように忠告しておきます（笑）


スーツを着るのと着こなすのとでは、ずいぶんと違いがある、
とふとそう思う映画であります。









ランチ：　ナプレ　表参道

 

さて、この日のランチは、弊社顧問と友人の美容室経営者と、表参道ナプレ。
ランチミーティングにはよく利用させていただくお店です。巨大ピザで行列のできる店なのは有名ですが、偶然にもお客様Fさまの身内のお店と知り、さらに驚き。




ナポリの釜焼きピザも絶品ですが、店内壁面には絵皿が飾られており、イタリアの家庭的な居心地のいい空間に、ナポリテイストの芯なしカシミア・ジャケット×コットンパンツででかけました。

イタリアの食やお酒は美味しいですよね。
ボットーネで生地選びを楽しんだ後は、ナプレで釜焼き本場のピザ生地を楽しんでみてはいかがでしょう！？

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ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。