オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネの松はじめです。
久しぶりにお目に(お耳に)かかれました声優のMさま、お子様の卒園式に向けた生地選びにはじまり、Kさまのブラックフォーマル、夕刻からはHさまのショールカラータキシードの合わせ、そして3年前からブログを読んで下さって、ある達成を機にと来て下さったEさまで締めくくる、エレガントでクラシックな日曜となりました。
どなたも単なる自己満足としての洋服ではなく、他人目線や他者への気配りを考慮したセンスをお持ちで、サロンでは会話が弾みながらディテールが決定し、打ち合わせ時間がみなさま予定より1時間オーバーという快挙を成し遂げたのでもありました。
生地を選んでいるときが一番楽しいですよね、とはMさま。
数ある生地のなかから候補は絞られ、ついに英国マーチャントのアズーロ系トリッドな生地は選び抜かれ、海を越えて到着次第、カッターにより裁断が始まります。
ネクタイもスーツも、
紺に始まり、紺に終わる。
私はそう思います。
本日はIL PRINCIPE AZZURRO 青の王子様についてです…
そう、ビジネスでも、フォーマルでも、活躍します。
でも、せっかく作るのだから柄が入っていた方が面白い、そう思われる方も多いですよね。
柄スーツも素敵ですが、もしお持ちでなければ無地のスーツも素敵なのです。なぜかといいますと…
それは、余計なものがなくシンプルなので、
勝負する部分が限られるから、
とてもエレガントなお洒落ができるのです。
シルエット
素材
着こなし
こういったところで決まってくるのが無地スーツ。
ですから、喪の場面でもただ黒を着ればよいというものではありません。
タキシードも黒がスタンダードとされるなかで、
あえてミッドナイトブルーにしてみる、というのもなかなかさり気ないお洒落。
紺スーツ×紺タイ×白チーフなら、世界共通の王道といっても過言ではありません。
ビジネスで使いこなせば、エグゼクティブな雰囲気を演出できます。
IL PRINCIPE AZZURRO
イル プリンチペ アッズーロ
青の王子様
日本では王子様は白馬に乗ってやってくるといいますが、
イタリアの理想の男性は、青!?
青の王子様は現れないかしら?というように、夢見る理想の結婚相手を待つ表現ですが、イタリアでは、王子は白馬に青いマントを纏っているところから青になっているという説や、青い盾に王冠のサヴォイア家の紋章を意味している説もあるようです。
-AZZURRO=青・水色-
「Azzurro(アズーロ)」の複数形が「Azzurri(アズーリ)」。
イタリアのサッカー代表チームもこうした部分がモチーフとなって青いユニフォームに。
そういえば紺無地スーツ、私自身10着以上は所持しています。
紺無地タイはといえば5本くらいでしょうか。
同じ紺でも、
絶妙にトーンや織りが違うので、こうした部分を深く、深く楽しむのが男性のファッションですよね。
ということで、基本にして最上の一着、それが紺。
至高のビジネススタイルの構築なら、品よくセミワイド・カラーの白かブルーシャツで、
フォーマルをラグジュアリーに飾るなら、細番手のホワイト・シャツに、時間と雰囲気に合わせたタイを合わせるのが王道ですね。
さて、早くも着せ替えの対象となっている、我が家の王子様、Louisですが、立派にお宮参りを果たしました。
箱根神社の荘厳な風情に、身も心も引き締まると同時に、月日の移ろいの早さを切実に感じたのでした。
Louisはというと…
既に仕立て屋気質を発揮。
次回のあなたのメジャーメントは彼が登場するかもしれませんので、ご期待ください。
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。
濃紺で王道のスーツを一度、納得いくオーダーで・・・ずっと夢見てきました。お会いした松さんはブログから伺えるままのお人柄で、初心者にも分かりやすく説明していただきました。
スーツ、今から仕上がりが楽しみです。
長く大事に着て、将来はLouisちゃんに直していただいたものを息子(まだいませんが)に渡せたらいいな、と想像してしまいました。
出来上がりを楽しみにしております。これからもよろしくお願いいたします。