オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネの松はじめです。
どうやらブログURLが、手違いでしばらくストップしていたようです。ご覧いただいていたみなさま、すみません!
先ほど復旧いたしました。
また土日はたくさんの方にお越しいただきました。
わざわざ「野菜かりんとう」をお持ちくださったNさま、
イタリア・ドイツ旅行のお話しで盛り上がったEさま、
突然いらっしゃってブラック・タキシードをご注文いただきました元音楽関係というKさま、
そして日本語堪能なオーストラリアの奥様、
その他たくさんのみなさま、そしてわざわざ年賀状を下さったみなさま、ありがとうございます。
ボットーネ一同、1月も全力で良い服作りに取り組んでまいりますね。
さて、本日はスーツを制作させていただいております、お客さまから寄せられたご質問です。
「チェックのシャツでクレリックにしてオーダーしても問題ないでしょうか?またストライプは、色が薄いストライプでもクレリックで問題ありませんか?」 Yさまより
クレリックのなかで一番相性が良いのは、ロンドンストライプというストライプのクレリックシャツです。
ロンドンストライプというのは、写真のようなストライプのことです。
それが本来の王道なのですが、ストライプは色が薄くても問題ありません。
ただし、チェック生地のクレリックシャツは、デザインとして最近ショップに並んでいるのを見かけますが、実はクレリックに適しませんので、おすすめはいたしかねます。
クレリックシャツは1920年代に流行しました。
このクレリックという言葉ですが、牧師・聖職者という意味です。かつて牧師達が着ていた、白い立ち衿のついた僧服からこのシャツの名前がつけられたといいます。
今でもクレリックシャツは衿の部分が白いため、清楚、爽やか、という印象を与えます。私がクレリックを着る際のコーディネートとしてオススメしていますのは、フレッシュすぎる印象を避ける場合特に、無地のネクタイと合わせバランスを取る方法です。
洋服の形は、スーツもシャツも17世紀あたりが原点になって、
今でもスーツ・ジャケットといえば世界共通の形があります。
それを、名を変え、形を変え、コーディネートを変え、現在に至るのです。
なので、こうした細かいデザインには色々な歴史があります。
歴史を知って洋服を着ると、世界が深まり着こなしに幅が出ますよ。
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。