仮縫い3
仮縫い2仮縫いをしているのは、ボットーネのチーフデザイナーを務めて下さっている、服部幸之助氏。MICH チーフデザイナーや数々のTVドラマ、映画、舞台衣装も手掛けてきたデザイナー&モデリストです。採寸した数値をもとに、パターンを起こします。その後このように仮縫い。打ち合わせしたデザインを目で確認していただき、シルエットをさらに調整していきます。仮縫い1バックシルエットは、自分では見えない部分ですから、信頼関係が要。細かくピンを打ち、よりフィットするように調整していきます。この瞬間は、ただただ立っていることしかできませんが、自分が王室にいるような、何とも不思議な感覚が味わえるものです。日常生活で、仮縫いってなかなか味わえることではありませんものね。仮縫い4ケマワシ。上着のヒップ部分の調整です。ここら辺からカッターが登場し、ビリビリと始まります。あなたの体を軸として、彫刻のような洋服づくりが始まっているのです。仮縫い6スカートのシルエットを調整。丈はもちろん、フレア感、デザインも目の前で魔法のように変わっていきます。たった1センチの調整でも、全体バランスがガラッと変わりますから、細部にどこまでこだわれるかが勝負ですね。こうして仮縫いを行って、この後は芸術的に縫われていきます。ここからさらに待つこと4週間…世界に一着の洋服が、その主人公の元に届く感動の瞬間であります。この仕事を始めて6年目になりますが、いつになってもこの、【完成した服を身につけて頂く瞬間】には、ゾクッときます。作る側からしますと、とてつもない感動というよりは、長~い映画を作りあげて、ほっとしたような、浸るような感動といえるかもしれません。H様のオーダースーツ、完成が待ち遠しくてたまらない今日この頃であります。

 
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