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まずはこのように、上衿がビロード素材になっているか?ということです。本来のチェスターフィールドコートは、上衿がこのようになっています。今回は茶色のカシミア生地に合わせて、ダークブラウンをあしらってみました。ちなみにこのビロードの向きも、逆毛(普通とは逆方向の毛並み)で取り付けるのがフォーマル仕立てです。向きによって光沢が違うんです。
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そしてご覧のように、前のボタンが隠れていますね。(写真ではわかりやすいように少しだけボタンを見せています)これは比翼仕立てといいます。最近は比翼仕立てのコートが少なくなってきましたね。このような仕様が正式なチェスターフィールドコートで、そうでないものがセミチェスターです。セミチェスターの方が日常使いやすく、現代では一般的です。各ブランドが発表しているのも、セミチェスターがほとんどですね。
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モデルはともかく…コートは古き良き映画に出てきそうですよね。時代とともに短い着丈が流行となってきたコート。チェスターフィールドコートはコートのなかでもとてもクラシックで、燕尾服などの上に羽織るコートでもあります。長いコートは、階段では地面に擦ってしまうし、それなりに苦労があります。どうすればいいか?階段を歩くようでは、真のエレガントは得られないということではないでしょうか!?運転手付きリムジンで、歩くとしても常に平坦な絨毯の上しか歩かない生活、、?それはわかりませんが、クラシックなロングコートを着ていると、それに伴った行動をするようになります。自然と動きがゆっくりになり、姿勢が良くなるというお客様が多くいらっしゃいます。良い服、良い靴は、歩き方、振る舞いを変える力があるということですね。

コート 13万円~制作期間 4週間~


写真のコート 29万4千円

 
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