ハイアットリージェンシー箱根 リゾート&スパ

オーダースーツ 東京ボットーネの松はじめです。

先日、誕生日を迎えました。32歳です。
誕生日を迎えた瞬間は、ボットーネのスーツコンシェルジュ森谷、勝部、そして友人たちから驚きのサプライズがあり、今年は感動としてやられた!という悔しさで幕開けしたのでした(笑)その話は少し後で…

翌日、ハイアットリージェンシー箱根 リゾート&スパへ。
箱根の春の訪れを待つ緑たちの中、久しぶりにくつろいだ時間を過ごして参りました。そんな中、気付いた点が…

ハイアットリージェンシー箱根 リゾート&スパ

それはやはりサービスの良さ。

先日のマンダリンオリエンタル東京ホテルもそうでしたが、おもてなしの心、笑顔、姿勢、やはりどれをとっても完璧です。
特にこのハイアットリージェンシー箱根の場合は、行き過ぎない接客というか、適度な距離感を保ちながら、ハイクオリティのサービスを届ける姿勢が垣間見られました。
もちろん誕生日ということを事前に伝えていたこともあり、客室には手紙とともにフルーツがセッティングされており、それ以外にもケーキが登場するといった演出に加え、どのスタッフからも「お誕生日おめでとうございます」と挨拶されました。
ハイアットリージェンシー箱根 リゾート&スパ

そこで!というわけではないのですが、実は食事の予約をしていなかったのですが、あえておそらく満員であろうレストランへ行ってみたのです。
案の定「お席がいっぱいで…」となったわけですが、「近いメニューをラウンジでお出ししましょうか?」とご配慮頂きました。
そこでラウンジでメニューを眺めたのですが、どうも食事をするには落ち着かない場所に思えたので、部屋でルームサービスを取って食べることを告げました。

混むことはもちろん予想はしていたのですが、予約をしていなかった私が悪いので、ここは諦めて部屋に戻ったのです。
3階のエレベーターを降りて進んだ部屋を開け、薄暗くなった箱根の緑を眺められるラウンジチェアに腰を降ろし、照明を少し強めにしてメニュー開いた、そのを瞬間のことでした。

室内の電話がいきなり鳴りました。
電話に出ると先ほどとは違う40代くらいの落ち着いた声の方から、「お席がご用意できたのですが…」と。
変だな?席はいっぱいのはず、と思いつつ部屋を出て、エレベーターを降りてレストランに行ったところ、おそらく電話の声の主であったろう男性が笑顔で出迎えて下さり、「どうぞこちらへ」と歩き始めます。
そこで満員で、あちらこちらから英会話が聞こえてくるフロアを進んでいくと、一番奥の別室の簡単な扉が開いており、そこは10人は入るであろう、政治家の方が密会をするとしたらここで行われるであろう、と誰もが思うような部屋だったのです。

その広い部屋には2つの薄明るい照明と、木の枝が美しくコーディネートされ、その場所の優雅さを語るような大きめの落ち着いた花瓶、そして一枚長い木で制作された丈夫そうなテーブルがあるだけでした。
特別な部屋というのは、客室についても事前に用意しており、いざという時に使うと思うのですが、まさかこうして食事の際にそれを体験できるとは思いもよらず、こうして期待を上回るサービスに感動します。

前日も、期待を上回る出来事がありました…

デロンギコーヒーメーカーkMIX

私のコーヒー好きを知っているボットーネのスーツコンシェルジュの森谷(モリーヌ)と勝部を中心に、さらにウェブデザイナーや友人たちからはデロンギのコーヒーメーカーを頂きました。

ですが、これ、どこで貰ったと思います?


なんとこの日、新宿のボットーネサロンで勝部とミーティングをしていたのです。
テーマは「ファッションとおもてなしについて」、ほぼ一方的に私が話をしており、どうもこの日に限って、熱心すぎるくらいに熱心にメモを取る勝部。
21時、サロンを後にしたところで、少し寄り道をして自宅へと戻りました。

こうして22時過ぎ、私が自宅に戻ったところ、自宅マンションの前に差し掛かった時、ふと窓を見上げると、どうも自宅の照明が暗い事に気づきました。
普段はカーテン越しから少しの光も漏れているのですが、この日はなぜだか真っ暗。
そこでさすがに異変に気付いたのですが、案の定スーツコンシェルジュ、友人達が自宅のドアからローソクに火のついたケーキとともに飛び出してきたのです。


それだけなら良かったのです…
ここまでは計算できました。期待を上回るのはここからです。
それは森谷でした。
森谷はリッツカールトンホテルでサービスを学んだこともあり、おもてなしの心を大切にしているのは知っていますが、近頃は忙しさにそれを怠るところがありました。(皆様至らぬ点がございましたらすみません)
ですがこの日はさすがに驚きを隠すことができませんでした。
普段はクールで、洋服の事ばかり考えている彼が起こしたサプライズ、それは、


女装。


写真掲載は敢えて控えますが、驚きの綺麗さ、です(汗)


サプライズ2
友人からのビデオレター

動画を編集し、ユーチューブにアップした10分程度の誕生日おめでとうビデオレターが登場しました。
それを普通に出せばいいものを…
「皆が集まったこの機会に、今進めているボットーネのホームページリニューアルの、ここまで完成しているページをお披露目しよう!」といつになく森谷が張り切って発言し、「それはぜひ見たいですね」と一同が乗るので、私はよしいいだろう、と、私も含めたくさんの方に関わって頂き、まもなく完成する自信のあるTOPページを開きました。

約5分にわたって、私の演説のような説明が始まると、一同「なるほどなるほど」と聞き入って下さり、私のプレゼンテーションが終了した時、
「あれ?そのボタンは何ですか?」と一人の友人(美容院オーナー)が私に指摘をしました。

こんなボタンをここに配置するように考えた覚えがない!?
まさかオープン前にバグでは?
混乱した私は思わずそのボタンを押してしまい、すると、ユーチューブのビデオレターが登場したのでした…

これも期待を上回る演出でした。
後で聞いた話、私がついついプレゼンテーションをすることも、自宅に帰ってきて電気が暗く、怪しむところも、これらはすべてこのビデオレターへの布石だったそうです。
何と手が込んでいるのでしょう。しかし、このようにお祝いしてもらえ、本当にありがたいです。


期待をしていることをしていたのでは、感動のサービスとはいえない、その事を痛切に感じたこの数日でした。
そして感動するサービスの前提には、当たり前のことを当たり前にやることが必要です。
この、当たり前のことを当たり前に、というのはわかっていてもできていないところがあったり、慣れてくると疎かにしてしまったり、当たり前だから大丈夫だろう、と手を抜いたりしやすい部分です。
一流のホテルは当たり前のことが当たり前に行われていると思います。
では私、またボットーネはどうかといえば、申し訳ないですがまだまだだと感じております。

まだまだできる事、やらなければいけない事、やりたいのにやれていない事がっ山のようにあります。
悔しいですがまだ6割。

これら全てできて、本当に「ボットーネでスーツを仕立てて良かった」と思って頂ける日を必ず作りますので、どうか暖かい目で見守って頂けると幸いです。

お気づきの点は、どんな些細な事でも私にお伝え下さい。
改善できるよう努力いたします。

 
 

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ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。