
オーダースーツ 東京ボットーネの松はじめです。
まだまだ寒い日が続く東京都内ですが、イタリア高級生地、アリストンの春夏フルコレクションも出揃い、アパレル業界はいよいよ春本番です!
本日は六本木外資系企業への出張採寸。
お忙しいビジネスの合間の採寸は、スタイリスト澤田まさき氏同席の元、進められました。
さすが身だしなみに対しての意識の高い外資系企業の皆様とあって、ふと気が付いてみるとお一人様当たり、総額で100万円近くの制作依頼となりました。
不況知らずの外資系!?しかし昨今はリーマン破綻など暗い話題も多かったのですが、実はこうした事は、スーツファッションにも大きな影響を与えます…
ところで、当店では春夏スーツ、ジャケットですが、すごい勢いで動き始めております。

なかでもイタリア高級生地、エルメネジルド・ゼニアを中心に、ロロ・ピアーナ、タリア・デルフィーノといった艶のある生地が今期は人気を集めています。

特に今期のイタリア生地はクラシックな中にも華やかさがあり、糸色も鮮やかになっています。
実はこのようにやや華やかな糸色が増えることは、昨年の春からおよそ見当がついておりました。
私、松が余程流行に敏感なのでしょうか??
いえいえ、もちろん自信はありますが、とはいえ実は皆様でも簡単に世界のトレンドを知る方法があります。
それは??
実は、エルメネジルド・ゼニアをはじめとする生地ブランドは、だいたい1年遅れて発表します。

市場に赤い糸が多く流通したとしますと、それを用いて織られ、世に出るのは翌々年となるわけです。
もちろんそれには様々な理由があるわけです。
ですが、それを遅れなく最新の生地を発表するブランドがあります。
フランス生まれ、イギリスにて織られているドーメルがそうです。

つまり、ドーメルという生地ブランドのコレクションを見れば、一足(一年)早くどのような糸、または柄の方向性が強くなるか?という傾向を見てとれるのです。

それから…
好景気の時に売れる色・柄、
不景気の時に売れる色・柄など綿密に計算されていますから、特に金融の中心がヨーロッパといっても過言ではありませんから、大きく影響します。
当然、リーマンショック、サブプライムなど暗い話題が続いた昨今、
そして発表される色・柄は華やか目ということも無関係ではないと思いませんか?
スーツファッションの流行はあまり変化がない、そう思っている男性の皆様!
毎期微妙に変化しているのです。
もちろん、流行に流されていてはいけません。

しかし時代性は大切です。
そして、自分スタイルを確立しつつ、流行というものをスパイス的に少しだけ取り入れる、そんなスタイルを目指しませんか?
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。













