ボットーネの松はじめです。
この小さな人形は一体!?
こちら、先日ご紹介しましたK様のブライダルオーダータキシード(オーダーフロックコート)とお揃い生地のベビードールだそうです。(当店で製作したわけではありません^^;)
エレガントなウエディングドレスと、小さなフロックコート、可愛いですね~見る度にほのぼのとしてしまいます。
さて、洋服物語⑨ではチェンジポケットについてお伝えしました。今回はフロックコートです。フロックコートとは一体どのようなものなのでしょうか…
フロックコートとは、昼間の正礼服になります。
ちなみにタキシードは午後以降で、夜に着用するもの、という文化も根強いです。
フロックコートとはどのような服なのかというと、タキシードと決定的に違うのは拝絹が付いていないことです。(タキシードの拝絹の由来についてはこちらをご覧ください)
実は昔、16世紀から17世紀のヨーロッパの農民が仕事のときに着ていた、長袖で丈の長い服が起源とされているんです。
もともとは布も質素なものでした。
さて、その後は上質な生地を用いて仕立てられるようになり、イギリスを中心に一般市民のよそ行きの服となっていきます。
しかもこのフロックコートの装い、
ジャケット、ベスト、パンツというこの組み合わせが、スーツの原型となっているという説もあり、
フロックコートが燕尾服、モーニングコートなどよりも由緒あるとされていた時代もありました。
そして今でも、修道士が着る袖の長い修道士服を、フロックと言うそうです。
フロックコートのコーディネートは、通常はウィングカラー(立ち襟シャツ)にアスコットタイを合わせます。
また、フロックコート自体は黒かグレー系となります。
とはいえ着こなしを変え、華やかなネクタイ+通常カラーのシャツなどでコーディネートされる方も増えてはいます。
また、襟はノッチドラペル、2ボタン~3ボタンが人気です。
もちろんオーダーメイドなら特殊なデザインも実現できますので、お気軽にご相談ください。
洋服物語⑤ スーツのベストの一番下のボタンを外すことになった由来とは?
失敗しないオーダースーツの作り方についてはこちらをご覧下さい
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