ボットーネの松はじめです。
新年、お正月といえば正装について語りましたが、正装といえばタキシードは避けては通れません。
2009年初の洋服物語です。前回の⑦ではお台場仕立ての由来についてでしたが、今回はタキシードなどの拝絹(はいけん)についてです。
そもそも拝絹ってご存知ですか?
タキシードや燕尾服の襟に光沢のある布地を貼ったもので、基本的にはシルク(絹)が用いられます。
さて、この拝絹の由来とは一体?
拝絹の由来は、電気のない時代に、わずかな明かりでも光を反射させることで、顔を見えることができるように、と付けられたという説があります。
タキシードなどにおいての拝絹ですが、襟の形は2種類あります。
ピークドラペルとショールカラー。
最近のトレンドはピークカラーではありますが、当店ではショールカラーも人気があります。
ちなみに本来のタキシードはショールカラーからスタートしています。
ピークドラペル
ショールカラー
また、昨年は細い拝絹(パイピング)もトレンドとなり、当店でも製作しました。
タキシードと燕尾服、このどちらも夜に着用するもの。
同じく正装ですがモーニングコート、フロックコートなどには拝絹はありません。
やはり拝絹に夜が関係しているのかもしれませんね。
洋服物語⑤ スーツのベストの一番下のボタンを外すことになった由来とは?
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