
ボットーネの松はじめです。
この季節はクリスマスパーティーも多くなっていますよね。
パーティーといえば正装、とまでいかなくとも、お洒落をして楽しみたい場です。
さて、お洒落上級者となりますと艶感のある上質ウールのダークスーツに黒い靴(さらに上級者となるとエナメル靴)を颯爽と着こなしていらっしゃるのをお見かけしますが、写真のように首にスカーフのようなものを巻いている男性もいますよね?
実はこの巻き物、アスコットタイといいます…

本来アスコットタイはモーニングコートやフロックコート3つ揃え(スリーピース)に、ウィングカラー(立襟のシャツ)を合わせた、礼装の際につけるタイの一種です。
そして正装のルールとしてはアスコットタイは昼間用です。
それを着崩した楽礼装と呼ばれるスタイルが、ダークスーツ+アスコットタイの着こなし、写真のようなパーティーコーディネートです。
男性のちょっとしたパーティースーツスタイルというと、仕事帰りにそのままネクタイではちょっと、、という方も多いのでは?
しかしノーネクタイは大変失礼です。
もちろんタキシードに蝶ネクタイ(バタフライ)では浮いてしまう、、
そのような場面でアスコットタイが活躍するのではないでしょうか?
アスコットタイ+ポケットチーフでパーティー上級者になります。
くれぐれも注意したいのは、アスコットタイを巻くだけでパーティースタイルが完成!というわけではありません。
ファッションとはバランスです。
例えば自家用車はマセラッティを所有しているが、自宅は風呂なしアパートでは歪が生まれるわけです。
やはりそのパーティーに相応しく、立場を考慮した素材、生地のスーツ、そして上質なシャツ、磨かれた靴は絶対条件です。
もし仕事用の数少ないスーツでパーティーに出席するなら、しっかりスーツのお手入れをして挑みましょう。靴磨きもお忘れなく。
ファッションには様々なルールが存在しますから、それを熟知した上で、TPOに合わせてそれを楽しむもの。また、人に良い印象を与えたり、パーティー自体の雰囲気を作るものでもあります。
いつの時代も、人から見たときに印象の良いファッションとは、自分としては少々窮屈なもです。
さて、一般的にドレスコードでジャケット以上ですとか、お洒落な格好をしてきてください、と指定がある場合には、モーニングコートなどに合わせる正装用アスコットタイ(スティックピンが付いているタイプ)ではなく、よりスカーフに近いアスコットタイ、アスコットスカーフなどが向いています。
アスコットタイの巻き方についてはこちらで紹介しています。
パーティーに呼ばれたら、ぜひ一度アスコットタイに挑戦してみてくださいね。
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