松はじめです。
洋服物語③では、パンツの裾のシングルとダブルについてお伝えしました。
さて、洋服物語④はネクタイの由来についてです。
普段何気に締めている、もしくは仕方なしに締めている…そんな方もいらっしゃるかもしれないネクタイ、仕事=ネクタイという印象もありますが、実はネクタイの歴史は古代の兵士が関わっていたってご存知でしたか?
またネクタイ(ネックタイ)というのは英語ではありますが、世界共通の言語ではないのです。
フランスではネクタイは、クラバットと呼ばれています。
一体なぜクラバットなどというのでしょうか?
さて、実はネクタイ(クラバット)というのは、戦争の時に兵士達が敵地に向かう時に、防寒具として喉に巻いたという説、
また、戦争での無事を祈る恋人たちに、お守りとして首に布を巻いてもらった、という説もあります。
後者の方は特にロマンがありますよね。
そもそも当時の首飾りというのは一種のおまじないのような意味があったんだと思いますので、この説は有力ではないかと思います。
さて、ネクタイがクラバットと呼ばれるようになったきっかけとして有力な説としましては、
今ではサッカーのイメージのクロアチア。
その昔クロアチアの兵士がルイ13世の護衛のためにやってきました。
そのクロアチアの兵士達が首に巻いている布(お守り?)を見たルイ14世が、
あれは何だ?側近に尋ねたところ、
クラバットですよ(クロアチア兵ですよw)と側近は答えました。
(あぁ、あの首に巻いているのはクラバットというのか!)とルイ14世が思ってしまった。
側近としては、あれは何だ?と言われ、、え?クロアチア兵ですけど、、、w
と、まさかネクタイのことと思わずに伝えたという、
そんなコミュニケーションの行き違いから生まれたというのです。
いつの時代もコミュニケーションは難しい…
とまぁ、真意はともかく、その後宮廷にファッションとして取り入れられ、正装になっていくのですから、ファッションって面白いですよね~。
こうしてネクタイ(クラバット)はいつしか市民へと普及していきます。
さらにその流れはイギリスへ…
さてさて、現代の日本ではノータイが格好いいんじゃないか?
という風潮になっていますが、歴史に思いを馳せながら、もう一度ネクタイを結んでみるのもい良いと思いますよ。
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