
オーダースーツ 東京ボットーネの松はじめです。
久々となってしまいました、パタンナーからの手紙シリーズ。 ①では型紙編、②では仮縫い、着せつけについて触れました。
さて、型紙を元に仮縫いをしたわけなんですが、その前の工程で、少し。
裁断についてです。
裁断は、裁断専門にされている方もいらっしゃるくらい奥が深いです。中でも…
地の目線。
例えばストライプ生地の場合、背中の部分、袖もそうですが左右でストライプの入り方が違っていたり、
綺麗にストライプが重なり合って入っていなかったら格好悪いですね。
ましてやチェックなんか、縦と横のラインがあります。
ですから、仕事の綺麗な方ほど、そういった地の目をしっかり見極めています。
こういった細かな積み重ねが仕立てのレベルを決めるわけです。
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。














技術者が引退、衰退していく中で、裁断専門や縫製専門だけというのはいい加減捨てた方がいいと思う。
誂えが無くなるのは構わんが、国内の技術が無くなり亡くなっていくのは少し虚しい。