
オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネです。
秋冬はカラートーンがダークになりがちですが、
ブライトなコーディネートもここ数年のトレンドです。
こちらはウール×シルク×カシミアの混紡によって、
ウール単体では出にくい鮮やかな色に染まった素材で仕立てたジャケット。

近年はアンコンや半裏仕立で、かつ副資材も省いたジャケットに人気が集まりますが、
こちらは総裏ですが、柔らかい副資材を使っています。

腰はチェンジポケット。
ゆるやかなスランテッド。
狩りの際の、銃砲の弾薬容器入れの名残り、とも言われています。
視点を上に持ってくることで、足を長く見せる効果があります。

明るめナットボタンとの相性も良いです。

風合いの良いジャケット。
カシミアによって保温性も良く、
コートを着るほどではない10月後半や11月に活躍します。

異なる柄のダブルブレスト・ジレを合わせても素敵です。

チェックがトレンドとはいえ、
大判チェックは本来は日本人には似合いづらく、
抵抗のある方もいらっしゃると思いますが、
ジレであればさり気なく着こなしやすいので、
持っていてるとコーディネートの幅が広がります。
ホワイトコットンパンツやコーデュロイ素材に、
茶系チャッカブーツやサイドジップブーツなど合わせてみてはいかがでしょう。

さて、余談ですが、夏の終わりに故郷富山へ行ってまいりました。
お盆を避けて、父と母に孫娘を、また今は亡き祖父のお墓へ。
祖父はこの富山県にて、写真館を経営しておりました。
富山地方鉄道に揺られ、宇奈月温泉を目指します。
どこかで見た電車が。。


西武鉄道の元レッドアローがこんなところで活躍しているとは。


宇奈月温泉より、トロッコ電車に乗り換え、さらに山深い秘境へ。
約1時間で到着であります。




こちらが目的地。
鐘釣温泉といい、なんとこの河原、
スコップで掘れば温泉が湧き出るのです。

子供用のスコップもレンタルできました。
実際には大きなスコップが用意されており、
ワクワクしながらザクザク掘ってみたところ、ものの5分で出ました、温泉!

暑いと感じた際には、川の水を水路を作ってながせば、温度調節可能というセルフ温泉。
普通の温泉では味わえないドキドキ感があります。
こうした体験、経験は財産ですね。

北陸新幹線の開業で、東京→富山は2時間程度となりましたから、
皆様も紅葉の季節、鐘釣温泉はいかがでしょう。
北陸の秋は涼しいですから、その際はカシミア混のジャケット持参をお忘れなく。
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。