クリーニング ナチュラル

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小寺 沙奈江
シャツの仕上げも熟練の鮮やかなアイロンさばきですね。



 
ナチュラルクリーン 中田代表
プレス歴60年、78歳で生涯現役を目指す中川名人です。




スーツコンシェルジュ 松はじめ美しいアイロンワーク!!みとれてしまいますね・・・





ドライクリーニングはおよそ100年前にフランスから白洋舎が持ち込みました・・・

型崩れを起こさずに洋服を洗うことが出来、仕上げもやりやすいため、低コストでクリーニングができるということで、ドライクリーニングは一気に広まりました。
それ以前はどうやって洗っていたのか?というと、私たちのようなテーラーが水で洗っていたといいます。
 

中川中学を出てすぐのクリーニング修業時代は、
普通のクリーニング店にはドライクリーニングの設備はなく、
ドライクリーニングの洗いだけを専門で受け付ける店がありました。


背広なんかの重衣類は、そこへ洗いを依頼し、洗いあがってきたものを職人達が仕上げていました。

一部で、ガソリンの臭いを洋服に付けてドライクリーニングをしたことにしていた悪質なクリーニング店もありましたね。


スーツコンシェルジュ 松はじめそうだったんですか!




クリーニング ナチュラル2 

なぜテーラーが仕上げられるかというと、プレスができるからです。

お客様の体型のくせを熟知したテーラーだからこそ、洗ったスーツを復元できる唯一の存在だったのでしょう。



しかし実際に水洗いして、全て手作業でプレスを行った場合は上着一着3時間はかかるということです。
ドライクリーニングの以前は水で洗っていたわけですから、想像を絶します。 


クリーニング ナチュラル3


スーツコンシェルジュ 松はじめ

もともと水で洗っていた服が、仕上げやすいために、いつしかドライクリーニングが主流となっていきました。

それが水洗いに戻るのは、簡単ではないが、スーツにとっては本来の姿なのかもしれませんね。




ナチュラルクリーン 中田代表

ただ、ドライクリーニングが主流の100年の間に洋服はより繊細になり、以前と同じ水洗いでは、洗う前の状態に復元ができません。

水の開発から洗いや乾燥の方法、仕上げでのマシンプレスとハンドプレスの融合など、あらゆる面で今の衣類に適した技術の開発が必要です。
 


スーツコンシェルジュ 松はじめ

しかしこうして全行程を見させていただきますと、

クリーニングしているというより、服を作っているようにすら見えました。

この手間暇かかる工程とこだわりで6,600円は、服を知っている人間からすると、とても安い・・・。


小寺 沙奈江少なくとも10.000円は頂かないとビジネスにならないのでは??




 

我々はナチュラルクローゼットなる保管庫へ。

ナチュラルクソーゼット



ナチュラルクリーン 中田代表

保管希望の洋服は、1湿度50%、温度18度、消臭抗菌等の空調設備完備の「ナチュラルクローゼット」に収納します。



スーツコンシェルジュ 松はじめ最高ですね〜自宅にこんな部屋が欲しい。
洋服にとっては理想的な保管庫ですね。



ナチュラルクリーン 中田代表松さんのもこちらで長期保管が可能ですよ。

スーツなど洋服やレザー等の保管はね、雑菌やカビが繁殖しない環境を作ることが重要です。


スーツの保管

小寺 沙奈江それで18度なんですか。




ナチュラルクリーン 中田代表温度も18度くらいがちょうど良く、
風を通しやすいように適度の間隔をあけて保管することも大切です。

また、保管庫は完全に遮光されており、色ヤケの心配もありません。



小寺 沙奈江どのくらいの広さなんですか?




ナチュラルクリーン 中田代表100坪




小寺 沙奈江100坪!






保管庫から戻ると、私のジャケットがウォータークリーニングを終えていました!

ジャケット クリーニング


上がってまいりました、私のリネン100%ジャケットでございます。

スーツコンシェルジュ 松はじめシワが浮き出てみえる洗いざらし感、イメージ通り。




ジャケット クリーニング後

スーツコンシェルジュ 松はじめ軽いっ!
これが5gの体感でしょうか、さっきまで着ていた感じと明らかに違いますね。
それだけの汗を吸い続け蓄積していたのか。


ナチュラルクリーン 中田代表中田代表、ニヤリ




スーツコンシェルジュ 松はじめそれから、ふわっとした風合い。
仕立上り時よりフィット感が増したようで、気持ちいいです。




良い洋服は丸みがありますが、
体のラインに自然にフィットしていました。


ナチュラルクリーン 中田代表「優等生!みたいなバリバリの仕上げもできますよ。」




スーツコンシェルジュ 松はじめブリティッシュテイストのスーツは、今度それでお願いしてみようと思います、中田代表!




 



さて、ドライと水洗い、それぞれの比較ではこんな感じでしょうか。





・ドライクリーニング

石油系溶剤を使用して汚れを落とす

油性の汚れを落とすのに適している
 

メリット:

1:型崩れしない

2:安価に利用できる(1要因からプレス工程など比較的簡単なためアルバイト・パートで担えるフェーズが多いため)

3:取り扱い店舗・工場が多いため近所でも利用しやすい 



デメリット:

1:汗などの水溶性の汚れが落ちにくい。

2:汗の成分が衣類に残ると、生地の変色や劣化、臭いの発生の原因となり、素材を傷めてしまう。

3:蒸留機を使って毎日、溶剤をきれいにしているクリーニング店もあれば、汚れた溶剤を使い続けている店もあり、溶剤管理の状態はお店によって様々。汚れた溶剤で洗うと、溶剤の汚れが衣類に付着する再汚染が起こる。この再汚染で付いた汚れや臭いは、なかなか取ることができない。

4:塩素系有機溶剤は発癌性や土壌汚染が指摘されており、石油系溶剤は爆発事故の危険性がある。


クリーニング 


・水洗いクリーニング

水を使用して汚れを落とす

水性の汚れを落とすのに適している


メリット:

1:汚れやくすみが取れて、色が鮮やかに仕上がり、素材を痛める汗などが取れるため、衣類が長持ちする

2:袖を通した時にさっぱりしていて、サラサラに仕上がり、溶剤の臭いが無く香りが良いため体感が良い

3:実際に汗などの汚れが取れた分、衣類の重さが軽くなるが、着心地はそれ以上に軽く感じる。


デメリット:

1:洋服の形が崩れ、縮や、色落ちが起こりやすいので、大幅に工程と手間が増え、技術難度が高いため、熟練の技術者が常駐する必要ある。

2:1要因から、必然と価格は上がる。

3:近隣都市に店舗・工場が点在しておらず利用しづらい


洗いあがったリネンジャケット2


※日々仕事着で何度も着用されているスーツは水洗いは必須なのだとか。



技術を要するということは、

簡単に入れ替わりが効きません。


ナチュラルクリーンの技術チームには、

文化財に指定された美術品の修復や復元に関わっている修復師もいるとのこと。つまりそういったプロフェッショナルな集団だからこそ、

安心して高級な洋服を任せることができると思います。



ナチュラルクリーン 中田

中田代表と記念撮影していただきました。
 

今回急遽、ご無理を言って工房を訪問させていただき、

スタッフの皆さんの技術力の高さを目の当たりにし、その手間暇と愛情の深さ、そして修復や復元に対する情熱を感じました。なにより、皆さま素直で誠実な方たちばかりで、心の温かさを感じました。

ですから、ナチュラルクリーンを自信を持って、多くのお客様にご紹介したい、知らせたいと、強く思ったのです。 

 



次回、バッグや革製品クリーニングも取材予定。
 

また、私たちボットーネ表参道・横浜山下公園に皆様の大切なお洋服をお持ちいただければ、ナチュラルクリーンにお届けするサービスも現在企画中です。 


正式に決定しました際は、こちらのブログでも発表いたしますね。



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