ボウタイ 結婚式 001

オーダースーツ コンシェルジュ ボットーネです。

先日結婚式の二次会に参加するならアスコットタイ!と書きましたが、アスコットタイよりも近年増えている傾向にあるのがボウタイ、蝶ネクタイという表現の方が馴染みがあるでしょうか。



フォーマルタキシード スタイルに合わせるものは、ウイングカラーシャツにボウタイとなりますが、ボウタイ=棒タイではなく、英語表記=bow tieとなり、bowは、首に巻いた1本の紐を、蝶結びにしたもののことで、19世紀後半の英国で、クラバッタ(現在のネクタイ)の結び目だけ残したことが由来といわれています。

では、二次会はともかく結婚式に列席する場面で身に着けるのは・・・ 
現在、ボウタイを着用するドレスコードは、
正礼装:燕尾服 
準礼装:タキシード

いずれも夜の礼装です。
このことから考えますと、招かれた結婚式が午前中開始であった場合は、ネクタイの方が無難といえるかもしれません。
とはいえ、その昔ウインストン・チャーチルがドットのネイビー・ボウタイを決まって結び、トレードマークにしていたような例もあります。


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白は根底を知らない場合はNG!


白のボウタイをする服装は、
正礼装:燕尾服 であります。

19世紀中頃、乗馬服の燕尾服が、夜の礼服・正礼装に制定された時、ネクタイは白蝶タイでした。今でも、夜の正礼装 燕尾服では、白蝶タイ以外のネクタイを用いる事は、絶対に有りません。
ドレスコードに「ホワイトタイ」白蝶タイ…とあれば、燕尾服着用の事ですが、白蝶タイは、燕尾服専用ではありません。「逆も亦、真ならず」です。

礼装には、正礼装・準礼装・略礼装と日本フォーマル協会の定めている基準では3段階、
ヨーロッパでは主に2段階あり、
どちらでも正礼装に当たる燕尾服(テイルコート)の場合に白のボウタイを付けます。


ドレスコードが、ホワイトタイ、とあらば燕尾服着用という意味になります。


タキシードの楽礼装
黒タキシード+白蝶タイの組合わせ。20世紀初頭タキシードが、米国市民権を得た時の着方です。今でも、大勢の人が出席するパーティでは、主催者側の人達が目印代わりに、タキシードに白蝶タイを用いる事、多々あります。
白タキシード+白蝶タイ+立衿フリルのシャツの組合わせ。1970年代、花婿さんの定番スタイルでした。花嫁さんは白いドレス、花婿さんは白蝶タイ、似合うと思いませんか?

タキシードな楽礼装
色々な服+濃い色のシャツ+白蝶タイの組合わせ。カジュアルなパーティに、チョット洒落てて素敵だと思います。社交ダンス愛好者の皆様に、お勧め致します。 

主催者側がタキシードに白ボウタイを合わせる例が掲載されています。
カジュアルなパーティーで白ボウタイはお勧め、とありますね。
ですので、このあたりを理解した上で敢えて着用している、というのはお洒落にうつると思います。
知っているかどうか、で深みが違ってくると思います。

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礼装には時間によって身に着ける服装を変える文化があります。
ところで、午前〜日中、夜間の境目はどこにあるのでしょう?

フォーマルウエアでもっとも大切なことは、時間である。そのために”アフター・シックス”という言葉があるわけだ。同じように”ビフォア・シックス”という言い方もある。午後六時、これが礼服変更線ということになっている。


引用 スーツの百科事典 出石尚三著 

よく夕暮れ、などと表現しますが、厳密にいえば午後6時ということですね。
確かに季節によりますが日中と夜の境目であるように思います。
ではなぜ時間によって変化するのでしょう?

昼間の自然光の下で着るのか、それとも夜間のライトの下で着る服装なのか。生地ひとつを例にとっても、富良野のような素材は昼間向きである。逆にサテンのような布地なら、夜間照明を受けたときのほうが美しい。

引用 スーツの百科事典 出石尚三著

つまり光の関係ということです。
特に当時の照明は現代のような照度ではありませんから、より気をつかっていたことが伺えますね。
また、それだけでなくライフスタイルにもあるようです。

さらに間接的な理由として、十九世紀の英国紳士は朝、昼、夜・・・・・・。それぞれの時間帯に合わせて服装を換える週刊があったからである。つまりフォーマル・ウェアの基本精神は、ひと時代前の服装を着ることで非日常性を表現しようとする試みなのだ。

引用 スーツの百科事典 出石尚三著

現代は服装を自由に着用できる時代。
だからこそフォーマルスタイルを装う精神こそが大切といえますね。


 

1:例 弊社代表の例 ビジネススーツで仕事
ネクタイの結び方 ダブルノット

↓ アフター・シックスで二次会に参加 同一スーツでボウタイだけ変えてみる

ボウタイ


タイを変えただけですが、変わっていますよね。
結婚式は週末が多いと思いますので、自宅からそのまま会場へ向かう、
でも移動中ボウタイはちょっと・・・・・・という方も、ネクタイ→ボウタイで良いと思います。

 


まとめ

以上の点はあるものの、あくまでもファッション。
現在は市場に様々なボウタイが出ていますから、
ファッションという観点で愉しむことはお勧めです。

友人の結婚式、というのならば、
ウイングカラーでなく通常のカラーのシャツにボウタイはファッショナブルにうつります。
二次会となれば尚良いと思います。

また近年は結婚式自体もカジュアルに行うスタイルが増えています。
例えばリゾートで行う結婚式に列席する、気軽な食事会、というのならば素材や色柄にこだわったボウタイで列席するのも素敵です。


反対に畏まった場所、主賓の親族に近い立場、といった場合は午前、日中式での着用は避け、
着用時もタキシードまで着用しないという場合でも、ダークスーツに、黒やネイビーのシルクなどのボウタイが良いと思います。

 

ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。