ダブル 折り返し

オーダースーツ 東京ボットーネの松はじめです。
スーツのパンツの裾には、シングルとダブルとがあります。
なぜパンツにシングルとダブルが存在するか?については以前の記事で触れましたが、本日はダブルの折り返し幅についてです。

ダブルの折り返し幅は、ファッション雑誌などでは時々、日本は4センチ幅、イタリアでは4.5センチ幅などと記載されている記事を見かけます。
となれば、日本に住む私たちは4センチを選ぶべきでしょうか?

4センチか4.5センチか?
ダブルの折り返し幅を決める際に、私はこういった雑誌の基準は間違っていると思います。

オーダースーツ屋としていえば、この折り返し幅は、足の見え方に影響します。
例えば、これはあまりにも極端な話ではありますが、理論的には短く折り返した方が、長く折り返したよりも、足が長く見えます。

ですから、ボットーネでは3センチや3.5センチ幅で折り返す仕立てをすることもあれば、4センチ、4.5センチということもあるわけです。
これは身長や体型などのバランスが大きく関係していますし、どのように見せたいか?によっても異なります。
ですから私たちは、あくまでもお客様の意向をお伺いしつつ、最適な折り返し幅を提案しています。


ボットーネ以外でオーダーを検討されている方でダブルの幅をお悩みの方は、お作りになるテーラーさんとよくご相談下さい。
百貨店やセレクトショップ、ブランドの既製服などでダブルの幅をお悩みの方は、以下のポイントで検討されると良いと思います。


・身長が高く、ガッチリした体型の方は、多めに折り返っているものを選ぶ
・身長が低く、細身の体型の方は、少なめに折り返っているものを選ぶ


5ミリくらいと侮ってはいけません。
こういった5ミリにこだわってこそ紳士、そう思います。

 

 

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