スーツ縫い糸の色

オーダースーツ 東京ボットーネの松はじめです。
工房には色とりどりの糸。
この糸の色と生地の色を合わせていくのは、想像しているよりも難しいのです。

なぜならこのように束になっている状態の色と、実際に生地に縫われた時の色とが微妙に異なったりするのです。
ですから、こういった部分に感性が問われます…

全体から見ますと、このような些細なことは問題がなさそうに見えます。
ですが、細かい部分の集合が全体ですから、その細部にどれだけこだわるか?によって、全体の完成度は変わってくると思います。

全体の完成度ということを考えたときに、スーツ以外にも家、街、車、食、企業も全てそうですね。

それは家具にもいえることで、目黒の高級家具屋通りといえば大好きなスポットなのですが、散歩がてら歩けば、溜息の出るような素敵な家具も目にします。


いいな!
と思う物は、その曲線だったり配置だったり、全体のバランスが整っています。
ですからその家具が、それぞれ異なった主張を醸し出すのだなと実感。
そして金額を見てまた驚愕したり。
生地も家具もおそらくキリがありません。


(いずれボットーネのサロンも家具にもこだわっていきたい!のですが、まだこうした部分では我慢しています。お恥ずかしい話、サロンに高級家具はありません。)


さて、家具もそうですが良い物には共通した部分があるんですね。
オーダースーツは生地のウエイトが大きいですが、それ以外にも仕立てにも色々ありますし、

各オーダーサロンやお店の仕立て方も、完全にマシンメイドもあれば手作業のみのオーダーメイドもあります。


私たちのオーダースーツ、オーダータキシードは、完全にハンドメイドではありません。

ですが、完全なマシンメイドとも違い、やはり手を使う工程が多いので、それがこういった感性の部分では力を発揮しています。
糸はその中でも特に見えにくいところです。
それでもこうした部分にも一着毎に作り手の想いがこもるのがオーダー。

味わい深いですね。
ちなみに手作業と言えば聞こえはいいのですが、それ故にミスも起こります。
それに時間もかかります。
それが大量生産にはない味や技になるのですが、、一長一短です。

 

 

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ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。