オーダースーツ 東京ボットーネの松はじめです。
とあるパーティーで、これは何ともいけません…
艶感のあるイタリア生地も台無し。
この方のスーツの着こなし方で何が問題なのか?といえばそれはボタンの留め方です。
紳士のスーツの前ボタンは、留め方にもルールが存在します。
シングルスーツのボタン、それは現在2つか3つが最も一般的。
もちろん2つボタンスーツであっても3つボタンスーツであっても、一番下のボタンは決して留めることはなければ、立っていても、座っていても、この下のボタンは留めないもの。
元は詰め衿だったのがジャケット、それが時を重ね現代のような胸元の部分を折り返すジャケット衿になっていきます。
第一ボタンだけを返し4ボタンに、それから少しずつ胸元を広くするようになって2ボタンへ変化してきたというわけです。
そんな中、この留めない一番下のボタン、なぜ留めてはいけないのでしょう?
それは例えば、手持ちスーツを着用し、全てのボタンを留めてみれば一目瞭然。
いかがでしょう?
とても窮屈であり、また余程大きなサイズのスーツでない限りですが、左右にシワが出ていませんか?
実はそもそもこの一番下のボタンは装飾物。
ボタン自体もともと留めるという機能の目的と、アクセサリーとしての目的が存在します。
ですがこの一番下のボタンに関しては、そもそもが飾りとして設計、デザインされていることから、これがマナーとなっています。
驚くべき光景は突然やってくるもので、仕立ての良いスーツを着用していながら、全てのボタンを留めている男性と街ですれ違うことがあります。
最低限の着こなしのルール、知っているか知らないかで人生が変わるといっても過言ではありません。
ボットーネでは創業以来、ただスーツを仕立てるだけでなく、立場や時間、与えたい印象、好み、お持ちのアイテム、似合う色と柄、今と未来のスタイルをトータルで考えた、あなたに最適な戦略的スーツのお仕立てと着こなしをご提案いたしますので、まずはメールで日程をご予約ください。
いつも見て頂いてありがとうございます。
また様々ご意見ありがとうございます。
私の拙い文章の中で、もしご不快な文章などございましたら申し訳ございません。
私どもも、紳士服業界を盛り上げていきたいという一心でございます。
洋服店の諸先輩方から見ればまだまだ未熟者ではございますが、日々努力していきますので、今後とも応援どうぞよろしくお願いいたします。